実家でねこを飼っている。

なまえは「ふく」という。オカンが勝手につけた。ダサい名前だ。もっと可愛らしい名前にすればよいのにと思う。メスネコである。

数年前にオカンが10万以上払って買ってきたネコだ。血統書付きのアメリカンショートヘアーのネコだ。

名前はダサいが、とてもかわいい。まだ子猫だった頃は、よく俺にもなついてくれた。

しかし、私は現在遠く離れて暮らしているので、滅多に帰ることはない。よって忘れていくのか、日が経つにつてれてなつかなくなってきた。オカンにだけはなついている。悲しいことだ。

私は小さいころから犬よりネコ派であった。

私が小さいころもネコを飼っていた。しかし、寿命でなくなった。高校生の時だったと思うが、とても悲しくて泣いた。しばらく学校を休んだ。それくらいショックであった。

動物は家族と同じだ。死んでしまうと悲しい。それ以来、ネコが大好きだったが、新しいネコを飼うことはなかった。死んだ時の悲しみは大きいからである。

けど、数年前オカンがまたネコを飼いだした。

ネコが居るだけでとても癒される。

たとえ俺になつかなくても良い。

家にいてくれるだけで、なんだかあたたかい気持ちになれる。

やっぱり、動物は家族なんだなと思った。

生きてる以上、死は誰にでも訪れる。猫の寿命は長くて15年前後である。

多分今年で6-7年目である。

とにかく、一日でも長く長生きしてほしい。

帰省するときの楽しみの一つは、ネコが生きていることの確認と無理矢理抱くことである。

たとえ、おれになつかなくても良い。

長生きして、家の癒しになってほしい。できるだけ長く。。。