もう10年以上、webの仕事をしているのですが、いまだにモンスタークライアントが存在する。
こういうクライアントに遭遇してしまった場合は、もう正論は全く通用しない。しかも、そういうクライアントになればなるほど、予算なんてすごい少ない。何とか安くやろうとしてくる。確かにお金を使いたくないのはよくわかるけど。。。度が酷すぎる場合がある。
モンスタークライアントに一番よくあることが、後から要件。。。。後出しで、別の要件を付け加えてくる。しかも、それを、最初の見積もり内でやらそうとしてくる。ふざけるなという感じである。
吉野家で牛丼を注文をして、やっぱり味噌汁も飲みたいと思って味噌汁を頼んだら、味噌汁の料金も付け加わりますよね?最初の注文プラス別の料理を頼んだらその別の料理の料金も支払わなければなりません。じゃないと無銭飲食になってしまいます。少し話は逸れましたが、web制作の後出し要件もこれと同じで、後から別の要件を追加したら、追加の料金と工期を頂かなければなりません。こんな当たり前のことを、無茶苦茶な理由でタダでやらそうとするクライアントが多すぎます。たまったもんではないですよ。
そういうクライアントに遭遇した時のために、ディレクターはきっちり、要件定義と工期、予算を確認して、クライアントに伝えなければなりません。
ディレクターは下記の内容をきっちり、クライアントに話して理解させてから作業を進めていきましょう。
- 作業内容、要件を書面に残して、徹底的に相手に確認させる。
- 要件以外のことが発生した場合、追加で費用と工期がかかることを相手に確認させる。
- 費用(概算である場合はその旨伝える)を相互で確認して契約を交わしてから作業を開始する。
- 修正に関しても、回数、スケジュール、費用について相互で確認する。
- 全体のスケジュールを相互で確認して、関係者全員に伝える。
- やり取りは担当者を決めてメールと電話で確認して作業を進めていく。期日は絶対伝える。
- 何でもかんでも対応しない。
- 成果物の出来上がりの確認をクライアント側の人間(最終決済者)の誰が確認するのかを聞いておく。
どんなクライアントに遭遇したとしても、ディレクターはクライアントをうまくコントロールしなければいけません。とても大変な仕事です。そのためには、いろんな書式や進め方を常に学んでいかなければいけないというのが教訓だと思います。とんでもないモンスターはどこに居てるのかわかりませんので。。。